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豚玉とかエビ玉とか具はいろいろあるけれど、「~たま」というときの「たま」とは、卵で練ることで別名「練り焼」とも言うそうだ。

一方、卵なしなら「べた焼き」であるそうな。

お好み焼きのベースは小麦粉を水で練った生地で、そこに卵をあとから練りこむのが練り焼。
ぼくは実は長いこと、生地には最初から卵が練りこんであると思っていた。
そうじゃないってわかった。生地はもともとべた焼き生地で、メニューから「~たま」と指定することでようやく卵が入るらしい。

お好み焼きが始まった頃、日本が貧しくて卵は貴重品だったということなんだろう。
てことは豚玉とかは贅沢品なんだって気づきましたね。今頃。

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もうひとつ気づいたのは、マヨネーズが使われだしたのも戦後からで、やはりマヨネも贅沢だったんだねえ。

そういえば、子どもの頃はマヨネーズなんか上に塗らなかったっけ。ソースだってウスターソース程度だった気もする。カツオ節だって、青のりすらかかってなかったような?

だから初めて大阪のお店で食べた時、おばちゃんが銀色の計量カップみたいな容器にキャベツ山ほどに天かす・紅ショウガ入った白い生地の上に卵がのっかった奴を持ってきて、目の前でそれをねりねりして鉄板に流したのを見て「へえそうやるの」と思ったわけだ。そのおばちゃんは豚バラ肉を先によく焼いてから生地をその上に流していたので、今もぼくはそうしている。


人間にはたくさん勘違いってあるもので、巨人の星の主題歌にある「思い込んだら」を「重いコンダラ」だと思い込み、コンダラってなんだ?と生涯わからないまま死んじゃう人もいるようだし、トランプのダウトを「ざぶとん」だと思い込んで大声で叫んでる人もいたものだ。

食べ物屋さんが、師匠の勘違いをそのまま何世代もひきつぐケースもある。
名店とか老舗と呼ばれるような店で、昔からの迷信的作り方を継承する板前はよくいる。
自分でもなぜこうするのか、論理的に知らぬまま、ただ叩き込まれたことを疑わずに死んだ職人は何人いたことか。

米のとぎ方やラーメンの湯切りなど、間違いと意味のないパフォーマンスに命を懸ける職人は山ほどいる。

知っていることが実は知ってはいなかったことに気づいたときの愕然とした人もいるんだろう。

常識は変わっていく。

運動中に水は飲んではならぬ・・・などが典型的誤解。

しかし、科学的知識のないそんな根性論の時代に、鉄腕稲尾みたいなどえらいことをやってしまう偉人が出るなんてことは、もはや理論を越えて尊敬するしかない人間が出来上がってしまっていたのも事実で、いったい根性ほど理解を越えたものもないとは思うよ。

いくら科学が進んでも、そんな偉人に全員がなれるわけじゃないってのは、なんなんだろう?
音楽教育がすすんだのにオンチはいる・・・人間ってのは実におもろいもんでんなあ。

おもろいもんでんねんわ。
おもろいものでおますねん。
おもろいもんでんにゃわ。


あかん、長澤まさみのCM思い出してもうたがな。

蚊に効く虫コナーズプレミアム「蚊に効きまんねん」篇「そこにぶら下げたらええねん」篇 | CM情報 | KINCHO 大日本除虫菊株式会社



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今朝はドジャース観るために、
いつもより早よう起きてまんねん。
まんにゃわ。
でっせ。