昨日の日中、繁華街にいた。
目の前を四人の修行僧が歩いていく。
若い四人に追いつけない。

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どんどん先へ行く。



あきらめて写真。

京都で過ごしていたころは珍しくもないことだが、九州の地方都市で、最近はなかなか修行僧に合うことは少ない。




やがて彼らはかげろうの向こうに消えていった。

汗が出て、息がきつかった。年だなあ・・・。



ただそれだけの昼下がりのおはなし。
白日夢だったのだろうか?


帰って蕎麦をたぐった。

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やはり夢だったに違いないと思うことにした。
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だって、追いつけない年齢になったことが悔しかったから。



それから京都でよく話をした舞妓のことをふと思い出した。
おけいこのあと湯へ向かう素顔の舞妓。
小梅ちゃんだったのが、いつしか梅吉ねえさんになって、
歌舞練場前でよく見かけた。

「よ、久しぶり」

「アルバイトいかはりますのん?」

「いや、あそこはもうやめたんだ。大学の研究会がその先の河原であるんだわ」

「そうですの。おきばりやす」

「おねえさんもおきばり」

「へえ、おおきに」



あれも白日の夢だったのかもし知れない。



時だけがかげろうのように過ぎ去ったのだ。
彼女も、今はもう置屋の女将になったか、小唄のおっしょさんになったか。
色白の小さな秋田出身の少女だったんだが・・・。
高瀬川のはたで、おかあはんにもらったびらびらのかんざしを落とした言うて、おろおろしていたはかない子供だったのに。

時の過ぎるのは早く、無常だ。
おしなべて生きるはうたかた。 
そういえばいつの間にか桜桃忌も過ぎている。
私も徒然に年を取った。

わさびが効きすぎた。涙がでやがった。


戻れない京都は、はるかに遠い。
戻れない、私も。



老いた。



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