うなぎ屋さんは土用は忙しい。だから早めに食べておくことにした。
いつもの幸栄大道本店さんに歩いて向かう。
すいていた。
「うな重」
お酒をひなた燗で一合だけ。
ちびちびやりつつ、なかなかウナギを食べない。
ごはんを冷ましたほうがうまみが出るんだ。
蓋をしたまま、置いておく。うっちゃる。
熱いとたれの甘みが強いし、めしにたれが負けている。
冷ますとなじんで、甘さもほどよくなる。めしは存分にウナギのうまみと、たれのやさしさにつつまれている。
いいあんばいに酔いが来たら、おもむろに蓋を開けて、
まずはウナギをば一切れやって、また一杯。
ひとしきりウナギめをいたぶり、じらしたあげくに、やっとばかりにかっこむ。
それがぼく流。
炎天下 歩いた末の うなぎかな
疲れ一気にやわらぎけり
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