なにしろタケノコは散歩で拾ったものだし、アサリは特売品だから格安の旬である。
ただ・・・古参竹だと思った右端のタケノコは、どうも別物だったらしく、渋みが強く、根元部分しか食えそうになかったが。それでも煮物にした太目のものはなかなか甘みがあった。どうも焼くより茹でるほうがこやつにはいいらしい。ま、味噌で。
鶏肉ごろごろの若竹煮。
これは一品だ。
アサリも大きくて甘い。
まだ残りがあるので、アサリは味噌汁に、若竹煮はごはんにまぜて朝食にしてみようと思っている。
なんにせよ、初夏を存分に味わえた昨夜だった。
人生何が起こるかわからない。
晩年にひとりになっても、調理ができれば、つごもりしていても楽しく日々をうっちゃれる。
人間なにか生活に役立つ趣味があるほうがいい。
男の現役時代の仕事は、しょせん、一人暮らしでは、数学のようなもので、さして役にも立たないものばかり。生活にはほとんど役立たないものだったことに気づくものである。あれは生きる金をもらい、ひまをつぶしていただけの方便だったのかも知れない。
ワーカー・ホリックこそが日本人のステータスだった時代は、もう終わった気もする。
男はもっと遊んで、学んで、趣味をふやして、老後に備えておくほうがいいだろう。
いつまでもあると思うな親と女房
である。
別れたり、先立たれたり、人生なんかわからない。
サバイバル、ひとりもの生活を考えて、いろいろ時間つぶしの充実した趣味を準備しておくほうがいいですね。あそんで、呑んで、食べ歩いてね。そのほうは女房が長生きしたとしても楽しい老後になるんじゃないかな?きっと喜ばれますよ、あなたの料理や家事が。
とにかく趣味が仕事なんて言える時代じゃなくなってますぜ。それじゃあ昭和のプアな感性の亭主じゃない。あまりに寂しい。
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