月見うどんを食べると、大林信彦の映画を思い出す。
って、変かな?
最初に映画館で観たのは『ハウス』だった。
その後も再放送でなんどか観た。
もともと広告世界にいた大林らしい作品だ。
あれを思い出すのだ。月見で。
やっぱり変だな。
大林作品で最高傑作はやっぱり『時をかける少女』。
尾道三部作はどれも好きだが、これにつきる。
そもそも原作からずっと好きだった。筒井康隆のジュブナイルシリーズだ。
「七瀬」シリーズも好きだった。
大林の映画は、日本的なメローを、斬新なアニメや動画と役者を組み合わせたり、コマを動かしたりするアニメ手法だろう。あれに時間の超越表現が存在した。
女優を選ぶのもたけていた。
原田知世、富田靖子、石田ヒカル、神保美喜・・・。しろうとをうまく使えた。
少女たちを最高に輝かせたフェミニストでよき「おたく」だった。
しかし生活は決してほめられたものではなかったようだ。早くも70代でめされた。
最後の映画屋だったな。『なごり雪』で大分に来た。久住高原にサインのある店がある。
語り口はあくまでソフト。しかし現場では激しかったと聞く。
黒沢さんとあっちで映画談議の花を開かせてください。
合掌。
あ、うどんがのびちまったか。しまらねえ〆になっちまった。
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