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河岸段丘のてっぺんにある家から、すぐ下町の駅前にある医者まで、3キロばかりの道沿いに菜の花畑が点在する。というか、もう菜の花なのだ。

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 梅や蝋梅ももう盛りだし、ラジオではすでにウグイスが啼いたとか、ヒバリが飛んだとか言っている。ほんとかどうかは知らないが、蚊が飛んでいたなんてのもある。蚊は年中部屋の中に隠れていて、真冬でも室内が暖まれば出てきてもおかしくないから、テレビは無知だなといつも感じる。そりゃあ、ゴキブリだって冬の庭のたい肥の中で寝ていることがあるんだから、昆虫は耐久力があるのだ。


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 なにしろ田舎の旧道は人通りも少なく、車もたまにしか来ない。来るのは散歩のじいちゃん、ばあちゃんばかりで、これが判で打ったように耳が遠い。話がはずまない。そんなひとりと珍しく話がはずんだが、なにしろあっちは耳が遠いので、こっちの話など気にしない。マイペースで自分の話ばかり話す。


こっちは大きな声でしゃべるから疲れるし、近所の人たちは。最近は田舎でもおかしな奴が増えたからか、窓からこっちを覗いており、見知らぬ男を怪しんでいる気配濃厚。勢い、声も大きくなり、大笑いしてなごやかに見せたり忙しい。その彼女が申されるには、自分は88の米寿であるが、医科大学まで歩いてのぼることもあると。


 まさか?自分はそこから降りてきたが、下る3キロと登る3キロじゃあ、そりゃあ登るほうが数倍きつい。本当なら、いや、本当だろうさ。こないだなんか急坂を遡上するばあさん鮎にも出会っているんだから。田舎のばあちゃんの足腰はすさまじい。だからこそ女は長生きなのだ。

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 いつも気になっているお菓子屋についてばあちゃんに尋ねると、南大分の三ケ田町のどこそこにある三木屋のチェーンだとか言った。写真でもとるかと覗いて見たら、妙齢な女性ばかりが4.5人、作業中であった。いろんなちまちました女性好みのお菓子が並んでいて、中で食べられるようになっている。

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 もちろん京菓子ではないが、似せた和菓子もあったり、田舎だからしかたない本格とは言い難い、けれど子供ならよろこびそうなジョーク、ユーモアな品々ばかりだった。

 


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 このまま春になるのだろうか?はやくも「菜種梅雨」かとみまごう長い雨である。テレビの予報士も、せめて「なたねづゆ」くらい風雅な季語を使ってもらいたい。いきなり「梅雨のようです」とは、風趣を知らなさすぎる。

 こんなに暖かなら、土手にツクシが出てもおかしくないかな?探してみたがさすがにまだだが、草餅にしたらよさそうなヨモギの新芽がたくさん、目の覚める萌黄色をして出ていた。


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