冷や汁は東南部九州の家庭料理
冷たい味噌汁に必ずキューリのスライスを浮かべていただく
なんちゃない、要するに紋次郎のかっこみネコ飯である。
それをいかに上品に、貧しく見せずに
客に饗ずることができるかで
その地域の貧民の
いかにつましくも品格ある生き方をしてきたかが
見える料理だ。
そもそも
かつて日本人は
おしなべて貧しかった。
貧しさすらも
日本人は
美に替える想像力があった。
今は
だめだ。
日本人は想像力を失った。
中国やインドを見ていて思う
この人たちもやがてそうなるんだなと。
貧しさを笑うものたちは
想像力を喪失した片輪になったことに気づかない。
心が貧しいことは
容易には他人には見えない。
けれど
内部から彼らを確実に蝕み
人を内側から腐らせている。
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