昨日があんなに蒸し暑くなると知らなかった。
家を出る頃は、涼やかな風が吹いていたんだ。
ところが街でバスを降りたとたん、むっとした熱風に襲われた。
ヒートアイランド現象か、ストリート・ウインドには熱気と湿度が溢れていた。
海が近いせいだろうか。
大型台風が送ってくるしめった南の空気だろうか。
帰りにうなぎ屋でただ酒を引っ掛けたから、少し歩くことにしたんだ。
迷い込んだ道には妙に古い家屋が多かった。
一軒だけなら驚かないが、隣り合って数軒、こんな昭和初期の木造住宅がひしめいている。なんだここは?
時のリングワンダリングに入り込んでしまったのだろうか?
この街は戦時中、空襲で全部焼けはて、建て代わった家ばかりのはずだが?
それとも戦後、新たにこんな古い古民家をまた建てた、それがまだ残っていたと?
踏み切りに突き当たって、ようやく憑き物が落ちた気がした。
ちょっと呑みすぎていたんだろうな・・・。
ほら行くときに白かった花が、赤く酔っ払っているんだもの・・・。
ウイッ。
どこかのお庭のザクロを盗んでかじったら目が覚めましたわ。
すっぱ~~!
コメント
コメント一覧 (4)
kawakatu
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タイムスリップしとったんはあんたとちゃうのんかあ?
kawakatu
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