夏はさっと炙り焼き。

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油揚げは九州では「あぶらげ」。
ちょうど今朝から夏のセミが公園で鳴きだした。
昨日はまったく鳴いてなかったが。

夏ゼミと書いたのは、春セミと分けるためだ。
梅雨まではハルゼミが、小さな声だが鳴いている。
ちゃんと気をつけていると感知できる。
しかし夏に切り替わると、アブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミが、大きな声で鳴き始める。それが夏の合図。それがつまり梅雨明けした印。

ちょっと前、東京のテレビのバラエティニュースで、「ほら、もうセミの声です」などとやっていたが、それはあきらかなニーニーゼミやハルゼミで、春セミだから、意図した夏の印ではないことを彼らは知らないのだ。そんなのはサクラのあとからもうずっと鳴いているセミ。若いやつらは自然がわかってない。よく調べずに放映すると、結果的にそれはうそになる。
うそを作っていることそのものに気付いていない。気付かない知識とぼしきものがテレビと言う最大の拡販メディアをおもちゃにしている現実。
実に危険だ。


無知は知らずに虚構を押し付けていることは忘れてはならない。先の大戦で民衆を扇動したのもこれだった。

昨日、ミンミンゼミがうちの庭木で脱皮羽化した。
早朝の散歩の後、剪定していたら
とびだしてきた。


透き通った緑の羽。
両手でそっと拾うと、じじっと声を上げた。
オスだ。
カメラを構えたら逃げてしまった。



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真夏が来た。





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ムラサキシキブの花もゆかしく咲いていた。


湿気が去った。
朝の空気が冷たさを感じさせる。


猛暑の中に大陸性高気圧の乾燥と寒さが、実は隠れている。そういう年が近頃増えている。



隠された季節感が実は未来を語っているんだよ。体感温度じゃないんだ。