山桜花 散り行く
あはれ花びら流る
花びら流れ
その中を
ぼくが歩く
花はぼくの肩をかすめて
春の陽光の空気のなかを漂った。
タラの芽は新緑に染まり
菜の花はほのとして
春の日を照り返していた
ああ、ぼくは
小汗をかき
そして脚は
棒のようにむくみ
疲れていた
冷たくして、
上にあつきかきあげと大根おろしをのっけたうどんを
ぼくは一刻も早くすすりたかった
今日、ようやく開花宣言が出た。
気象庁はもう開花予報を出さなくなった。
なぜなら、桜には若い、古いがあって、
開花のよりどころとする桜木の差がある。
差がある限り、予報には全国で一定の基準がなりたたないからだ。
つまり気象庁はすでに桜の開花宣言を地域に丸投げしたということなのである。
ぼくにとってのわが在所の開花宣言は
昨日であった。本日の染井はすでに3分とぼくは観た。
雨が来る。
四日ほどの菜種梅雨だ。
そのあと、染井は満開を迎える。
だからぼくの県は、宣言は遅かったが、この雨では容易に散ることもなく、ありがたいことに
これからこそ、満開を迎える桜だ。
よい満開花見が来週末にはできるだろう。
ありがたし。
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