人に負けない「麵食い」である。


そば、うどん、ラーメン、チャンポン麵、きしめん、ほうとう、スパゲッティなんでもござれだ。


3045b386.jpg

かけそばは牛蒡のかきあげを最上としている。

かりっと揚げて、出汁の中で次第にゆるくなるのを楽しむ。最初のぱりっももちろん楽しむ。


そばの愉悦は喉ごしである。ずずっと一息にいきたい。すする麺類の最上級。






1a6fddef.jpg


うどんは鍋焼きに限る。

天ぷらもよし。






71ec8281.jpg



チャンポンは酢が決めて。

油っぽいに酢をかけるは、長崎の知恵。

一気に日本人向きになるから不思議。






スパはカルボナーラなどのシンプルなのが最上。


ヌードル。アメリカのイタリア系移民からはじまる巾の広いパスタだが、アメリカでは添え物扱いだ。アメリカやカナダでカップヌードルは通じない。「スープ」である。なぜってカップヌードルの麵はアメリカやイタリアのパスタではないからだ。
いまやカップ・ラーメンとかラメン・オ・カプーと言ったほうが通じるかもしれない。


麵と言う言葉は小麦粉や穀物を粉にして、水で溶き、薄く延ばしたものすべてを言う中国語。これはイタリアで麵全般がパスタであるのに共通している。日本では、面と言えば細長く伸ばしたものだが、そもそも「めん」は麵で、つまり面にしたものという意味だから、はじまりは伸ばした小麦粉のことなのである。


あ、これくらいで、ごめん。もう呑むわ。