コントという芸で面白かったのはコント55号以前で、その後のコントには何一つ笑えたものがない。

コント55号は坂上二郎の人柄が面白かったのであって、萩本欽一で笑えた記憶は一切ない。ただ彼は、誰か笑える才能のあるものを探してくるだけの天才であって、たんなるコーディネーターでしかなかった。その探してきたタレントの中で、坂上二郎を上回るものは誰一人としていなかった。そして二郎さんを本当に面白く見せたのは欽ちゃんだった。

つっこみとはそういう存在である。

それでいいのだ。