漫画げな会社に入り、あまりにも笑えるワンマンなのでやめた。歩いていくしかない場所にあって距離にして10キロ、谷底にあって帰りはすべて上り坂。でも、やっている内容に引かれて、誰もやってない職業だったから、ついつい民俗学的・古代人の行動学的な興味でふらふらっと入ってしまった。





高年齢でお山の大将が、残った余生を充実させるためと、あとを継ぐ娘の婿養子を探してやっている。この人が死ねば終わってしまう会社であることにすぐ気がついたので、「通勤が遠すぎる」を理由に、さりげなくやめた。

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広大な優美な緑に囲まれた土地を持ちながら、しかも温泉まで出るのに、ただ散漫にそこに身勝手なおもちゃ箱を作り、ただ景観をそこねるばかりの掘っ立て小屋のごとき醜い建造物を並べ立て、わしゃなんでも知っていると反り返り、インテリコンプレックスで学問・学歴を否定している、成功すれば立志伝中の人物にもなれようが、残ったよわいではもうそれもままなるまいと判断した。わしは自分の子分たちをちゃんといつも見ているという感じだったが、どっこい子分も親分を冷徹に見ている。まじめにもくもくと仕事しているようで、休憩時間には冷ややかな批判も口にする。それ以外は寡黙で、いらぬことはなにいひとつしゃべろうとしない作業員たち。いなかのこととて嫁もこない、亭主もこない、不遇の異界に潜暮するものたち。こりゃ駄目だ。切り捨てた。

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で時間ができたから、Windows10をインストールしてみた。初日の動きはまずまずだった。翌朝PCを開けてみたらやたらに重くなっている。スタートページは真っ青で何もない。しばらく待っていたら、一面にさまざまのソフトのアイコンがどかんと並び始めた。これが重さの原因だ。ひとつずつ開いて、そべてがいらぬ世話のソフトだとわかった。全部削除したが、前夜までの快適さは戻らなかった。これでは使い物にならない。切捨てた。

以前に戻るとそれはもう快適さくさく。
代わりにファイアーフォックスのブラウザをインストールした。IE11はそのまま保持しておく。クラウドはセキュリティ更新やWinアップデートと競合するケースがあるらしいから排除。

結論。10は使えない。
デコレーションの多すぎる頭でっかちのソフトだ。
ダウンロードするときに二つの10が同時にやってくる。初日は大枠組みの10だけ稼動するので比較的軽い(ソフト容量そのものが7や8やVistaよりも小さい)。しかし二日目にインストールされる新しいソフトが曲者で馬鹿でかいから、だまされたと感じさせられる。基本ソフトだけならまあ使える。セキュリティやブラウザを搭載しているので、それまでの継承したソフトと喧嘩する。大喧嘩する。ところが10の持っているWinディフェンダーではスパイウエアくらいしか防御しないし、ブラウザも一見スマートだがIeに比べると機能<デザインと見にくくしたいあまり、旧来のドキュメントや機能にたどり着くことが難しい。他人が難しいだけならよいが、使っている管理者自身が迷ってしまう。探すだけで膨大なネット検索と時間がかかる。初心者で、まっさらのPCならいいかもしれない。なまじこれまでのソフトに慣れてしまった人には、もうなにもかもがいらつかせる機能ばかり。我慢強い人じゃないと放り出す。どっちにしてもユーザーに言わせれば、その時間すらもったいないし、一緒に遊んでいる暇はない。つまりやめた会社と同じである。お山の大将みたいなソフトだった。

Win11が出るまで手は出さないだろうな。


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変な鯉幟


立派な幟に、ちっちゃい鯉・・・。
風が強いからか、地震が怖いのか?

それとも洗って干したのか?
鯉の洗いか?

大貴くん、かわいそう。